Windows7からWindows10へ無償アップグレードはまだ可能!移行方法を徹底解説!

Windows7から10へ移行したいけど無償アップグレードってもうできないの?
無償アップグレードはもうできないと思っている方もいますが、安心してください。Windows7からWindows10への無償アップグレードは、2019年12月14日時点でまだ可能ですよ。
本記事ではWindows10へのアップグレードの必要性、移行に向けた準備、アップグレード方法、移行後の確認事項の4点について解説していきます!!
目次
Windows7からWindows10へのアップグレードの必要性
そもそも何のためにアップグレードするの?
何のためって、それはずっとパソコンを使えるようにするためだよ!これから詳しく解説していくよ
Windows7のサポート期限は2020年1月14日(火)です。サポート期限を過ぎても物理的にはWindows7パソコンを動かすことはできますが、動作保証がされずセキュリティ上も大変危険な状態になります。私の元職場のSEさん等の専門知識を持つ人達も「サポート期限以降は使ってはいけない!」と口をそろえて言っておりました。サポート期限以降は実質的にパソコンは使えないものだと考えてください。
この問題はアップグレードを行うことで解決します。Windowsはバージョンごとにサポート期限が決まっていますので、使っているバージョンの期限が切れる前に次の新しいバージョンへ移行する、といった流れを繰り返していきます。アップグレードしてWindows10へ移行することで、パソコン環境を最新化してその後も使い続けることができるのです。
Windows7からWindows10への移行の準備
Windows7から10への移行について、無償でアップグレードするための方法は2つあります。Windows Updateを経由する方法とMicrosoftのページからダウンロードする方法です。
ただ残念ながらWindows Updateを経由する方法はサポートが終了したので、現在は使えません。2019年12月14日現在でWindows7からWindows10へ無償アップグレードする方法はMicrosoftのページからダウンロードする方法のみになります。
「Windows Update経由での無償アップグレードが終了した=Windows10へ無料でアップグレードする方法はなくなった」と勘違いしている人もいるけど、別の方法があるから大丈夫!
移行に際して確認すべきことや設定しておくことがありますので、説明していきます。
ライセンス認証(プロダクトキー)の確認
実はすべてのパソコンが無料で移行できるわけではありません。無料で移行するための条件として、お手元のパソコンが「Windows7がライセンス認証済であること」が挙げられます。
ライセンス認証とは、本人しか知らない情報を基に、あなたがWindows7を使う権利を持っているかどうかの確認作業と考えましょう!認証済とは本人確認ができてるから使ってOKということです!
使う権利って!自分で買ったパソコンなんだから使えて当たり前じゃないの?
買った人からしたらそう思うけど、システム(パソコン)側からするとその判断は付かないから仕方ないね。ちゃんと認証しとかないとセキュリティ上も危ないしね
反対に、認証済でない場合は次の2つのパターンのどちらかに当てはまるはずです。
- ライセンス認証の有効期限が切れている
- Microsoftの正規品ではない
ライセンス認証の有効期限が切れていないか、Microsoftの正規版のパソコンであればこの点は問題ありません。それに認証済みでない状態で30日経つとOSの全機能が使えなくなるので、普通に使えていれば認証がされているはずです。
念のため事前にライセンス認証済かどうか確認しておきましょう。 「コントロールパネル」を開いて「システムとセキュリティ」、「システム」の順にクリックしましょう。下画面のように「Windowsはライセンス認証されています」という文言と、プロダクトIDが記載されていればライセンス認証済みなので、無料で移行が可能です。ここでの確認作業は終了になります。

これ以外の文言がかかれていた場合はライセンス認証がされていない状態なので、次の対応をしましょう。
- ライセンス認証の有効期限切れ → プロダクトキーを入力して再認証
- Microsoftの正規品でない → プロダクトキーを購入して認証
プロダクトキーとは商品を正規に入手したことを示すための25文字の英数字のこと。これがライセンス認証する際に必要な「本人しか知らない情報」なんだ!
プロダクトキーがあれば正規に入手したことも買った本人であることも証明できるってわけね!
プロダクトキーの確認方法および購入方法・認証方法についてはこちら↓↓
メーカーによるサポートの確認
パソコンの機種によってはWindows10へのアップグレードに対応していない場合があります。メーカーがWindows10を使うことをサポートしていない機種もあるためです。サポート対象外の機種でアップグレードを行うのはリスキーなため、控えましょう。
「メーカーの名前 Windows10 アップグレード対象」で検索すればサポート対応機種を調べることができます。お手元のパソコンが富士通製品だったら「富士通 Windows10 アップグレード対象」と検索すればOKです。

Windows10との互換性の確認
お手元のWindows7パソコンがWindows10と互換性があるか確認する必要があります。Microsoftのページに書いてあるスペックに満たない場合は新しいパソコンを購入することをおすすめします。Windows7の求めるスペックとほぼ変わらないのでおそらく問題ないかと思います。
ディスク容量の確認
Windows7のハードディスクまたはSSDに10GBはないとWindows10 をインストールすることはできません。不要なファイルは削除する等してデータを整理しましょう。
アンチウイルスソフトの設定変更
ウイルスバスターやノートンは、優秀なアンチウイルスソフトですが、移行にあたっては設定をオフにしておく必要があります。Windows10をインストールする際にウイルスと勘違いして、うまくインストールできない場合があるためです。アップグレード前にアンチウイルスソフトを無効にしておきましょう。
周辺機器の取り外し
プリンタ・USB・SDカード・CD・DVD・外付けHDD等の周辺機器は念のため外しておきましょう。
データのバックアップ
移行に際して基本的にパソコン内のデータはそのままWindows7からWindows10へ引き継がれます。しかし、うまく引き継げずデータが消えてしまうケースもあります。念のため、
移行前にデータのバックアップを取っておきましょう。
Windows7からWindows10への移行方法
本題のアップグレードの方法を解説していきます。
アップグレードの手順
まずはMicrosoftのページを開いて、「ツールを今すぐダウンロード」をクリックしましょう。

ダウンロードしたMediaCreationToolを早速起動しましょう。少し待つと下画面が表示されるので、「同意する」をクリックしましょう。

「このPCを今すぐアップグレードする」にチェックを入れて「次へ」をクリックしましょう。

Windows10の利用規約が表示されます。「同意する」をクリックしましょう。

「インストール」をクリックしましょう。Windows7からWindows10へのアップグレードが始まります。アップグレードにはかなり時間がかかります。場合によっては1時間以上かかることもあるので、
「インストール」をクリックするタイミングには注意しましょう。

Windows7からWindows10へのアップグレード後の確認事項
無事、Windows10へアップグレードすることはできたでしょうか?アップグレードが完了したらゴールまであと少しです。最後に確認すべきことがいくつかあるので紹介していきます。
ファイルとアプリの関連付け
写真や動画等のファイルをどのアプリで開くか、という設定がアップグレードに伴いリセットされます。必要に応じてファイルとアプリの関連付け設定を行いましょう。
Windowsボタンを押して「設定」(歯車アイコン)、「既定のアプリ」の順にクリックしましょう。下画面が表示されます。

例えばWebブラウザで「Microsoft Edge」をクリックすると「Google Chrome」や「Internet Explorer」といった選択肢が出てきます。ここで設定変更が可能ですので、自分好みにカスタマイズしましょう。

Windows Update
Windows Updateを最新の状態にしておきましょう。設定画面から「更新とセキュリティ」、「Windows Update」、「更新プログラムのチェック」の順にクリックしましょう。既に最新の状態の場合は、下画面のように「最新の状態です」という文言が表示されます。

まとめ
Windows7のサポート期限まで1か月を切りました。まだWindows10への移行が済んでいない方は早めに無償アップグレードしましょう!