iPhone(iCloud)カレンダーにスパム!?怪しいイベントの削除方法【簡単2分】

「iPhoneに身に覚えのないイベントが入ってるけど、これ何?」
「iCloudカレンダーのスパムを削除したい」
iPhoneのカレンダーに怪しい予定が勝手に入っていて、お困りではありませんか?
今年の1~3月に流行した現象ですが、現在も発生しています。
本記事では、実際に私が試した、2分でできるスパムの削除方法を紹介していきます!
✅iPhone(iCloud)カレンダーのスパムとは、そもそも何か
✅イベントの削除方法
✅ネットを安全に利用するための秘訣
iPhone(iCloud)カレンダーのスパムとは?

削除方法の前に、まずiCloudカレンダーに発生するスパムの内容や特徴について解説します。
スパムの内容
実際に、私のiPhoneのカレンダーに表示されたスパムがこちらです。

予定がビッシリ…、非常に充実していますね(笑)
↓ タップして内容を確認してみます。


✅「お使いのiPhoneは保護されていない可能性があります!」
→「保護するにはリンクをクリック!」とクリックを誘導
✅「iPhoneの感染を防ぎ、データを保護しましょう!」
→「ウイルス対策ソフト(偽物)はこちら」とクリックを誘導
いずれにしても、ユーザーの不安を煽り、クリックを誘導する内容ですね。
危機感を与えて、リンク先のページにアクセスさせようとしてきます。
URLにアクセスするとどうなる?
実際にリンクをタップするとどうなるのでしょうか。
考えられるのは次のパターンです。
- 不審なサイトにアクセスさせられる
- パスワードやクレジットカード番号等の情報を抜き取られる
- 有料のソフトウェアを買うよう誘導される 等
どのみち良いことはありませんね。絶対にURLをタップしないようにしましょう。
予定の時刻が来るとどうなる?
iCloudのカレンダーに勝手に入れられた予定。
予定時刻が来ても、特に何も起こりません。
15時~16時の予定が入っていた場合、15時になっても16時を過ぎても何も起こりません。
勝手にiPhoneが謎のアプリをインストールし始めたり、ウイルス感染することはないので、安心してください。
つまり、無視でOKということです。
といっても不審な予定は半永久的に入れられ続けるので、非常に邪魔なんですよね。スッキリさせたい方向けに削除方法を後述しています。
どういう仕組み?
このスパムはiCloudカレンダーの「共有」機能を悪用したものです。
何らかの形で「共有の許可」をしてしまうと、カレンダーに不審な予定が表示(悪意の第三者と共有)される、という仕組みです。
私の場合、うっかり変な広告をタップしてしまったことをきっかけに、iPhoneのカレンダーにスパムが発生しました。
「タップ」=「共有の許可」という様に認識されたのでしょう。
めちゃくちゃ怖い仕組みですよね。みなさま、充分気をつけましょう。
iPhone(iCloud)カレンダーのスパムイベントの削除方法

ここからはiPhoneカレンダーのスパムイベントを削除するやり方について、解説します。
まずは設定アプリを開きましょう。

「パスワードとアカウント」をタップします。

「照会したカレンダー」をタップしましょう。

削除したいカレンダーを選択しましょう。

「アカウントを削除」をタップしましょう。

もう一度「アカウントを削除」をタップします。

「パスワードとアカウント」画面に戻りましょう。一覧から怪しいアカウントがなくなっていれば削除完了です。

カレンダーを見ると、慌ただしいイベントがすべて消えていました。

スパムに注意してネットを安全に利用しよう
今回のまとめです。
- iPhone(iCloud)カレンダーのスパムは、「共有機能」を悪用したもの
- URLはタップ厳禁。無視すべし
- 削除は「パスワードとアカウント」画面から可能
こういった詐欺やスパムに引っかからないようにするためには、怪しい広告やイベント、メールのリンクを興味本位で押さないことが重要です。
「ユーザーの不安を煽り、とにかくリンクを押させるように誘導する手口」を使ってくるということも、頭の片隅に入れておきましょう。
スパムや詐欺に注意して、ネットを安全に利用しましょうね。